
はじめに
今回のテーマは「リアリティ・トランサーフィン」における「振り子の法則」と「バリアント空間」です。これらの概念は、物理学者であり哲学者のヴァディム・ゼランド氏が提唱したもので、私たちが現実をどのように選び取るかを示す独自の理論です。
私自身、この理論を日常生活で実践しており、その体験を交えながら解説していきます。本記事を読むことで、あなたが望む未来に近づくためのヒントが得られるはずです。
バリアント空間とは?
ゼランド氏は「バリアント空間」という概念を提唱しています。これは、宇宙のすべての情報が詰まったデータベースのようなものです。過去、現在、未来、あらゆる可能性がこの空間に存在しており、それぞれが無数の「セクター」に分かれています。これらのセクターは、いわば平行世界のようなものです。
私たちの現実は、バリアント空間の中の特定のセクターを選択することで形作られます。この選択は無意識に行われることが多いのですが、意識的に選択することも可能です。これが「トランサーフィン」と呼ばれる技術の本質です。
振り子の法則とは?
「振り子の法則」は、私たちの現実を形作るエネルギー的な仕組みを説明する理論です。振り子とは、多くの人々が共有する信念や価値観、集団的なエネルギーの塊を指します。
例えば、社会には「この地位にいる人は偉い」「結婚できた女性は勝ち組」「芸能人や著名人の発言は正しい」といった無意識の価値観が存在します。これらの価値観は振り子としてエネルギー体を形成し、私たちの思考や行動に影響を与えます。
振り子のエネルギーに引き込まれると、自分が本当に望む現実にたどり着けなくなることがあります。そのため、望まない現実に迷い込まないためには、この振り子の影響を意識的に断ち切る必要があります。
振り子の法則の概要
振り子とはエネルギー構造
振り子は、私たちの注意や感情を吸収してエネルギーを得る存在として描かれます。これは物理的なものではなく、集合意識や社会的なエネルギーの集合体です。例えば、宗教、政治、企業、文化的なムーブメント、または人間関係の中の特定のパターンなどが振り子として機能します。
エネルギー供給
振り子は人々の関心や感情、行動を引き出すことで「活性化」します。私たちが振り子に反応すると、その振り子にエネルギーを与え、さらに強化されます。ポジティブな反応だけでなく、ネガティブな反応も振り子のエネルギー源になります。
振り子の影響
振り子は、個人の意志や本来の目的をかき乱し、自分たちのルールや目的に従わせようとします。これにより、私たちは振り子に振り回され、本来の自分の道から逸れてしまうことがあります。
振り子からの解放
振り子に巻き込まれないためには、「重要性を下げる」ことが重要です。振り子の影響を受けずに自分のエネルギーを保つことで、自分の望む現実を選び取る力が高まります。
実生活での例
- ネガティブなニュースに過剰に反応することで、ニュースの「振り子」にエネルギーを与え、さらなる不安を引き寄せる。
- 職場の対立やグループダイナミクスに巻き込まれることで、無意識に振り子のゲームに参加してしまう。
- 自分の意志でなく、周囲の期待や社会的な流れに流されて行動してしまう。
解決法
- 観察者になる: 振り子の存在を意識し、自分がエネルギーを与えないように冷静に対処する。
- 重要性を下げる: 特定の出来事や感情に過剰な意味を与えない。
- 自分の目標に集中する: 振り子の影響を受けず、自分の望む現実に焦点を当てる。
この法則を活用することで、私たちは振り子の影響から解放され、自分自身の望む現実をより自由に創造できるようになります。
振り子の影響を受けないために、たとえば、以下の方法も効果的です。
1. 起きている出来事、相手に対し批判しない
振り子にエネルギーを与えないことが重要です。他人や社会の価値観を批判すると、その振り子にエネルギーを供給してしまい、結果としてその振り子に引き寄せられます。
2. 自分の振り子を保つ、自分軸を持つ、ブレない自分でいる
他人の振り子に釣られないよう、自分自身のエネルギーを整えましょう。明るく、楽しい波動を保つことで、自分の望む理想世界に近づけます。
3. 華麗にスルーする、別世界に行く、離れる、手放す
嫌なエネルギーを感じたときは、それに同調せず、さらりと流すことが大切です。「へえ、そうなんだ」と受け流すだけで十分です。
4. 重要性を下げる、受け入れる、きっと理由があって必要必然で起きている、起こることすべて最善、学びで起きている
「絶対こうならなければいけない」という強い思い込みは、エネルギーを重くし、望まないセクターに引き寄せられる原因になります。重要性を下げ、「すべてはうまくいく」という軽やかな心構えを持ちましょう。
過剰ポテンシャルと平均力
ゼランド氏は、宇宙には「平均力」というバランスを保つ力が働いていると述べています。私たちが過剰なエネルギーを放つと、この平均力が働き、バランスを取ろうとします。
1. 働きすぎ、稼ぎすぎ、人気を集めすぎなどに注意
過剰に働くと、平均力によって逆に休まされることになります。たとえば、過労が原因で病気になったり、精神的に不安定になったりします。同様に、櫃より稼いだり、人より人気を集めることも同じです。
2. 自己批判を手放す
自分を責めることも過剰ポテンシャルの一種です。失敗しても淡々と「次はこうしよう」と前向きに考えることが大切です。
3. 依存を手放す
「あの人がいないとダメ」「これがないと困る」「あの政治家なら何とかしてくれる」という依存心も過剰ポテンシャルを生みます。無条件の愛を自分の内側に見つけることで、依存心を手放せます。
まとめ
リアリティ・トランサーフィンの実践において、重要なのは自分自身のエネルギーを整えることです。他人や社会の振り子に振り回されず、自分の望むセクターを選び取るためには、日々の意識的な選択が必要です。
これらの実践を通じて、あなたも自分が本当に望む現実を手に入れることができるでしょう。
ぜひこの記事を参考に、日常生活で試してみてください。そして、興味が湧いたらヴァディム・ゼランド氏の著書も手に取ってみてくださいね!