
バイオリニストのHIMARI(ひまり)さん(本名、吉村妃鞠)は、2011年6月24日、東京都で作曲家の父・吉村龍太さんとヴァイオリニストの母・吉田恭子さんの間に生まれました。2歳半でヴァイオリンに触れ始め、3歳から正式に学び始めました。その後、原田幸一郎氏や小栗まち絵氏に師事し、6歳でプロのオーケストラと共演するなど、早くから才能を発揮しています。
HIMARIさんは、国内外のコンクールで数々の賞を受賞しています。10歳までに日本・欧州などの42のコンクールで1位。特に、2021年に開催された第15回リピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際ヴァイオリンコンクールでは、史上最年少となる10歳で特賞グランプリ(第1位を上回る賞)を受賞しました。また、2022年にはアメリカの名門カーティス音楽院に最年少の10歳で合格し、現在は同音楽院でアイダ・カヴァフィアン氏に師事しています。
演奏活動も精力的に行っており、アメリカ、ロシア、スイス、オーストリア、イタリア、ベルギー、ウクライナ、カナダ、日本などでコンサートに出演しています。2025年3月には、巨匠ズービン・メータ氏指揮のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の定期公演に、アジア人最年少ソリストとしてデビューする予定です。
HIMARIさんの演奏は、卓越した技術と豊かな表現力で高く評価されています。その若さにもかかわらず、深い音楽性と情感あふれる演奏で、聴衆を魅了し続けています。
バイオリニストのHIMARI(ひまり)さんと大谷翔平さんの共通点から分かる、これからの超トップスターの条件とは
彼女は、これまで1位しかとったことがないコンクールよりも、コンサートの方が好きだと言います。その理由は、人を感動させることができるから。彼女にとって、コンクールは自分のためのものであり、コンサートは人のために演奏する場であると語っています。
そして、将来なりたいヴァイオリニストについて聞かれると、「人を感動させるヴァイオリニストになりたい」と答えています。
この言葉から分かるのは、彼女はただ技術を磨くだけの奏者ではなく、人々に感動を届けるために生まれてきた天才であり、それが彼女の天命であるということです。
この考え方から、共通する人物として思い浮かぶのが大谷翔平選手です。彼もまた、野球以外にはあまり欲がないと言われており、純粋に野球を愛し、そのプレーを通じて人々に感動を与え続けています。
これからの時代、私たちが求めるのは、地位や順位、お金の多寡ではなく、どれだけ人々の心を動かし、支持を得られるかが重要になってくるのかもしれません。
HIMARIさんの演奏、大谷選手のプレー。その純粋な情熱が、多くの人の心を揺さぶるのは、彼らが本当に自分の天命を生きているからなのではないでしょうか。