
冥王星の特徴
冥王星とは太陽系における準惑星のことで、海王星の外側を移動している星のことです。
英語名は、Pluto(プルートゥ)です。
冥王星の由来は、ローマ神話における冥界の神が元になっていて、”冥界の王様(神様)の星”という意味からきています。
冥界(めいかい)とは死後の世界のことなので、プルートーは死後の世界を支配しているということです。
冥王星における1日と1年の長さは地球とは異なり、冥王星の1日の長さは約6日と9時間で、1年は約247.69年ほどになります。
冥王星の重力の大きさは、地球の約0.06倍です。
大気は主に窒素・メタン・一酸化炭素で構成されています。
表面温度は-240℃~-218℃(平均温度223℃)です。

冥王星の外層は窒素・メタン・一酸化炭素の氷で構成され、内層は主に水の氷、核については岩石と鉄などの金属で構成されていると考えられています。
冥王星の表面が少し黄色みがかっている理由は、太陽から届く紫外線によって冥王星の表面に存在する窒素・メタンが分解・再結合され、”ソリン”と呼ばれる物質を作ることによるものです。
ソリンは大気中の有機化合物が紫外線によって化学変化することで生成される物質で、炭化水素類の総称のこと指しています。
そしてソリンはその成分によって茶色から黄色まで多くの色になるため、冥王星の表面の色が黄色がかっているというわけです。
また冥王星の大気は主に窒素・メタン・一酸化炭素から構成されています。
冥王星のみずがめ座の時代
○冥王星・山羊座滞在期間
2008年 から 2023年3月23日(順行期間)
2023年6月11日 から 2024年1月21日(逆行期間)
2024年9月2日 から 2024年11月20日(逆行期間)
○冥王星・水瓶座滞在期間
2023年3月23日 から 2023年6月11日(逆行期間)
2024年1月21日 から 2024年9月2日(逆行期間)
2024年11月20日 から 2043年3月(順行期間)

太陽系の重要な9つの惑星
海王星が発見されたのは1846年のこと。そして、海王星よりさらに遠くに冥王星が発見されたのは1930年のことでした。
若干24歳だったアメリカの天文学者・トンボーが発見した冥王星は、太陽系の9番目の惑星と認定されました。しかし、後に質量が地球のたった0.2%しかないことがわかり、さらには同じぐらいの質量を持った太陽系外縁天体がどんどん見つかるにつれ、惑星としての立ち位置が危ぶまれていきます。そしてついには2006年国際天文学連合で「準惑星(dwarf planet)」に降格され、第9惑星の座を奪われることとなりました。
1.「水星(Mercury)」
2.「金星(Venus)」
3.「地球(Earth)」
4.「火星(Mars)」
5.「木星(Jupiter)」
6.「土星(Saturn)」
7.「天王星(Uranus)」
8.「海王星(Neptune)」
9.「冥王星(Pluto)」

プラネット・ナイン 太陽系に第9惑星?
海王星の外、質量は地球の6倍
