ネオニコチノイド系の農薬が生態系を壊す

淡水と海水が混じる汽水湖として日本で3番目に大きい島根県宍道湖で生態系が崩れている。(塩水濃度は海水の1/10)
ワカサギやウナギが激減している。
1993年からだ。何があったのか。

1994年からいきなりゼロになった。
現在はシジミが主流になった。
ワカサギだけでもかなりの収入があった

ウナギも同様。グラフの青線
地元の宝だった。
東大の山室教授 2019にサイエンスに発表した。
シラスウナギが減ったという説は間違え。1993年から全国で減っていない。

こういう激減は殺虫時しかない。
ネオニコチノイド(通称ネオニコ)はニコチンに似た新しいタイプの殺虫剤。虫の神経を麻痺させ殺す
1993年に登録され急激に使われ今は主流になっている
人体への影響は少ないとされている
特徴は、長く作用する。 神経毒性、浸透性、残効性

農家にとって散布回数を減らせる。
カメムシ、ウンカの被害を減らせる
アセタミプリド、ニテンピラム、ジノテフラン、チアクロプリド、イミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサムの7種類
動物性プランクトンも1993年から激減。ワカサギの餌とされる

トンボも同様。ヤボからトンボになる抜け殻の数が激減。ウチヤマンバも激減
全国で激減。ミツバチも大量失踪した。
低い濃度のネオニコでも影響が大きかった。

人への影響も懸念が出ている
神戸大学の星教授

無毒性量(これ以下ならあらゆる影響はないと国が定めた量)でのマウス実験では、異常な心配症の動きをしている
泣いて怖がっている。
不安でしょうがない。
行動も明らかに異常であった。壁のない通路には出てこなかった。
世界初の実験だった

脳神経科学の木村博士
人への影響は調べようがない、だからわからない。後から毒性が分かる
ニコチン同様に人の影響がある。ラットでの実験で分かる

広汎性発達障害、自閉症との相関がみられた
EFSA(欧州食品安全委員会)でも一定の評価が出た

欧州はもともと5種類 4種類を禁止。1種類を規制強化
ニコチンとは違いすぐに尿により排出されない。
徐々に体内の濃度が上がる
農水省、農薬対策室は取材に対し、「提出した試験成績に基づき、科学的に安全が確保されている農薬だけを登録している」
農薬工業会 国際的ガイドラインやっている
佐渡ではネオニコの使用を2011年にやめた