幸せも不幸も自分の心が作り出している

アルバート・エリスの「ABC理論」というのを皆さんはご存知でしょうか?

実は自分の感じ方が自分の心を創り出しているのです。どのように心の平穏や幸せ、不幸に影響を与えるかについて今日はお話しします。


悩みや苦しみは自分自身が作り出している

悩みや苦しみって、どうしても他人や外的な要因に左右されがちな気がしますよね。「あの人がこう言ったから」「こういう出来事があったから自分は傷ついた」というように、外からの影響を受けていると感じることが多いです。でも、エリスのABC理論では「それは実は自分の思考の癖が作り出している」と考えます。

アルバート・エリスのABC理論とは

では、このABC理論を少し説明しましょう。

  • A(Activating event): 出来事
  • B(Belief): 信念・考え方
  • C(Consequence): 結果

例えば、「マスコミが間違った報道をしていた!許せない!」と感じる場合を考えてみましょう。ABC理論では、「マスコミの誤報」という出来事がAにあたります。そして、ここで私たちの**B(信念や考え方)が「マスコミは常に正しい情報を提供するべきだ」という強い信念であれば、「許せない」というC(結果や反応)**が生まれます。

でも、もしも「マスコミも人間の集まりだから、たまにはミスがあるものだ」あるいは、「マスコミもSNSと同じく一つの意見に過ぎない。だから、仕方がない。期待しない」という柔軟な考え方ができたらどうでしょう?結果として、怒りやイライラの反応が少し和らぐかもしれません。

幸せも不幸も自分の心が作り出している

つまり、同じ出来事に対しても、捉え方次第で感じることが大きく変わるんですね。「幸せ」も「不幸」も、実はこのB(考え方)で決まっているんです。

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