私たちが普段生きている世界は「4次元時空(よじげんじくう)」と呼ばれます。
これは、3つの空間の次元(縦・横・高さ)+時間の1次元で構成されています。
📌 4次元時空とは?
- 縦(X軸)
- 横(Y軸)
- 高さ(Z軸)
- 時間(T軸)
たとえば、あなたが今、机の上にコップを置いたとします。
このコップの位置は 「縦・横・高さ」 の3つの座標で決まります。
しかし、コップはずっと同じ場所にあるわけではなく、時間とともに変化します。
この「時間の流れ」も含めて、私たちは 4次元時空 に住んでいると考えます。
🔹 では「5次元世界」とは?
「5次元」というのは、4次元時空にもう1つ新しい次元が加わった世界のことです。
では、この「5つ目の次元(5次元目)」とは何でしょう?
これは理論によって異なりますが、一般的な解釈を2つ紹介します。
① 追加の「空間的な次元」
- 5次元とは、私たちには見えない「もう一つの方向」がある世界です。
- 例えば、アリは2次元(地面の上を移動するだけ)を生きていますが、人間は3次元の高さを利用してジャンプできます。
- もし5次元があるなら、私たちも知らない方向へ「移動」できる可能性があります。
🔹 例え:折りたたまれた次元
- もし5次元目が「小さく折りたたまれている」なら、普段は感じることができません。
- 例えば、ストローの表面を歩くアリは、ストローの長さ方向(1次元)しか意識できませんが、実際にはストローには「円周方向の次元」もあります。
- これと同じように、5次元も私たちには見えない形で存在するかもしれません。
② 別の「時間軸」
- もう一つの解釈として、「5次元=別の時間軸」があるという考え方もあります。
- 私たちの時間は「過去→現在→未来」と一方通行ですが、もし5次元が時間のもう一つの側面だとしたら、時間の流れ方が違う可能性があります。
🔹 4次元と5次元の違いをシンプルに
4次元時空(私たちの世界) | 5次元世界(理論上の世界) | |
---|---|---|
空間の次元 | 3次元(縦・横・高さ) | 4次元(未知の新しい方向がある) |
時間の次元 | 1次元(過去→未来へ進む) | 2つ目の時間軸があるかもしれない |
私たちは感じられる? | はい、実感できる | 直接は感じられない(折りたたまれているかも) |
もし存在するなら? | 私たちの現実そのもの | パラレルワールドや未知の移動が可能かも |
🔹 まとめ
- 4次元時空とは? → 私たちが生きる「縦・横・高さ+時間」の世界。
- 5次元世界とは? → 4次元に「未知の次元(空間か時間)」が追加された世界。
- 私たちには見えないかもしれないが、理論的には存在する可能性がある。
もし5次元が本当にあるなら、SFのような「別の宇宙への移動」や「時間を自由に行き来する」ことも夢ではないかもしれません!