私は一つの仮説を立てています。
それは、「わたしたちの意識が多次元宇宙を行ったり来たりしている。しかし、脳はそれを記憶していない。記憶していないため、同じ次元の同じ宇宙で人生を送り続けていると勘違いしている。」というものです。
それらの概念に近いものをいくつか取り上げます。
1. マンデラ効果
「マンデラ効果」は、多数の人々が同じ誤った記憶を共有する現象を指します。この名称は、多くの人々が南アフリカの元大統領ネルソン・マンデラ氏が1990年代に亡くなったと誤って記憶していたことに由来します。この現象は、パラレルワールド(並行宇宙)の存在や、意識が異なる現実を行き来している可能性を示唆するものとして議論されることがあります。
2. シミュレーション仮説
「シミュレーション仮説」は、私たちの現実が高度な文明によって作られたコンピュータ・シミュレーションである可能性を提唱するものです。この仮説は、ドイツのコンピュータ科学者コンラート・ツーゼが著書『Rechnender Raum(レヒネンダー・ラオム、計算する空間)』で初めて示し、セル・オートマトンを中心に解説しました。この視点からは、私たちの意識や経験がプログラムされた現実の一部であり、異なる次元や宇宙を認識できないのはそのプログラムの制約によるものと考えることもできます。
3. 水槽の脳
「水槽の脳」は、アメリカの哲学者ヒラリー・パトナムによって1982年に論じられた思考実験です。これは、私たちの脳が実際には水槽の中に浮かぶ脳であり、外部からの刺激によって現実を体験しているに過ぎないという仮説です。この考え方は、私たちの意識が実際の現実とは異なる仮想的な現実を経験している可能性を示唆しています。
4. ゼロポイントフィールド
「ゼロポイントフィールド」は、宇宙のすべての場所に存在するエネルギーの場であり、過去・現在・未来のすべての情報が記録されているという仮説です。この視点からは、私たちの意識がこのフィールドと相互作用し、多次元的な情報を得ている可能性が考えられます。
これらの理論や仮説は、意識と多次元宇宙の関係性についての理解を深める上で興味深い視点を提供しています。