『よひとやむみな』 岩戸の巻「善悪なし」

『よひとやむみな』(2021年・ナチュラルスピリット社)本文より一部抜粋

岩戸の巻「善悪なし」より


わたくしは、この世の悪神あくしんとしても現われ、
閻魔えんまとしても現われる。
悪と申しても人間の申す悪ではない。
この世界には、善も悪もないと申した。
すべては宇宙の進化のために要るのじゃ。


審判しんぱんの時は来ているのに、
気づかぬ人間が多い。
宇宙の進化の波に乗れる人間と、
乗れない人間がはっきり分かれる。
神が裁くのではない。
宇宙のことわりじゃ。


人間から見れば、裁きに思えるであろう。
その日その時、裁かれておる。
一瞬ごとに心に湧き起こる考えや感情は、
常に記録されておる。
中心にとどまれよ。思考を止めよ。
意味づけを捨てよ。
中心には善悪なし。
こころ静まる時間は、くうの時間。


早く洗濯せよ、掃除せよ。
岩戸はいつでも開くのぞ。
光の御代みよが来るぞ。
闇の御代みよ来るぞ。
進化にとっては善きこと、
人間にとっては悪と見える御代みよじゃ。


悪と善と、どちらもかすのぞ。
どちらも進化には必要なことだと分かっておくれ。
分かった上でぎょうしておくれ。
かすとは神のイキに合わせること。
神の意識の流れ、宇宙の意識の流れに合わせよ。


人間の身体からだは宇宙と同じじゃ。
身体からだの中に宇宙がある。
天に十二の時があるように、
身体からだにも十二の流れがあろう。
天が螺旋らせんの角度を含め三百六十五度であるように、
身体からだにも三百六十五の関節がある。
下にあるものは上にもある、
内にあるものは外にもある。
この世の仕組しくみは、どこを見ても学べるのじゃ。


分かり始めた人間が増えているぞ。
全ては天と調和するように出来ておる。
人間のが、それを狂わす。
狭い見方が、不安を作る。
自分しか見えておらんから、無理をする。


神のイキに合えば、悪は悪ではない。
この道理、よくはらに入れて、
神の心をみ取れよ。
それがの使い方ぞ。

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